小さな夜の音楽会#10
連休最終日の夜は"さよコン#10"「ぴゅあはーと」さんと「ゆめの缶詰」さんのちいさな上質なコンサートに伺いました。
若くて個性的な団員のみなさんがどちらの団も立ち姿だけでもう魅力的です。「ぴゅあはーと」さんが赤のひざ丈のワンピースに黒の靴、「ゆめの缶詰」さんは黒の衣装に赤い靴。かわいくて、豊洲シビックの舞台、バックの夜景に良く似合います。
「ぴゅあはーと」1曲目はワイングラスをそれぞれが楽器にして、美しい声のハーモニーとグラスから奏でられる美しい響きが混ざり合う幻想的な世界でした。小田和正作詞作曲の「たしかなこと」は、テノールと女声合唱のための、という編曲で山脇先生の優しいテノールが聴ける特典付きでした。
最後に歌われた「静かな雨の夜に」も印象的で私も雨の夜が待ち遠しくなりました。
作詞谷川俊太郎・作曲松下耕。雨音に耳を傾けてひっそりと佇む・・・似合わないけれど(^_^;)
「ゆめの缶詰」の『赤毛のアン』の世界はもう爽快で、美しくて高級なアニメの主題歌とか挿入歌を聴いている感じでしょうか。鮮明な言葉、心地よい声、素晴らしく整ったハーモニーでゆったりアンの世界を堪能しました。扶季先生が、最初から楽しそうに微笑んでいらしたのも印象的でした。軽快なメロディーも、美しい言葉も心に残りました。
"花と花とは目くばせしている、蝶とつぼみは約束している"
"波と波は手を繋いでいる、この葉と風は誘いあっている" うんうん!!
先日、秀明先生がおっしゃっていた「人を振り向かせるのはメロディー、心に入り込むのは詩」というお話を思います。
前日に初演だったという合同合唱「天使、まだ手探りしている」にもうっとりして連休を終えました。
"さよコン"って何? の謎も解けました。小さな夜の素敵なひととき。
ありがとうございました。 kuwamami
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